看護師の転職で注目を集めるユマニチュードの知識

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看護師の転職で注目を集めるユマニチュードの知識

転職を考える時、「あなたは看護師で、そこに存在している」ということを、自身のケアで表現することができますか?
今後、看護師として大きな役割を果たす場となる“認知症全盛期”を控え、転職前の知識として注目を集めているのが「ユマニチュード」です。フランスで開発された、主に認知症高齢者対象の包括的ケア技法で、「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの柱の下に、150あまりの具体的な技法が展開されます。うまくはまれば「まるで魔法のように」患者さんがいきいきと活力を取り戻すそうで、知っていれば転職で弱みを持つ看護師の強みになりそうですが、いったい、どのような方法なのでしょうか?

●ユマニチュードの4つの柱とは?
(1)「見る」:対象者を「しっかりと」見ていなければ、見ていないのと同じ。水平に目を合わせることで「平等」、正面から見ることで「正直・信頼」、顔を近づけることで「優しさ・親密さ」、見る時間を長くすることで「友情・愛情」を表現する。

(2)「話す」:対象者にケアをしている間、何をどのようにしているのか、実況中継のように語りかける(黙って看護師がケアをすると、対象者は自分の存在が否定されたように感じる)。「温かいタオルを用意しましたよ」→「ゆっくりと体を起こすお手伝いをしますね」→「背中を拭いていきますね。気持ちいいですよ」というように、穏やかで前向きな言葉を看護師は選ぶ。

(3)「触れる」:例えば対象者が体を起こそうとするとき、自ら動こうとする意思を妨げないように、看護師は大きな力を加えず、下から支えるようにする(大きな力を加えたり、つかんだりすると、恐怖を与え、動こうという気持ちを挫いてしまう)。

(4)「立つ」:看護師からのケアは、できるだけ立位の状態で行う。単に廃用症候群を防ぐというだけでなく、対象者の意欲をかき立てる効果もある。

●ユマニチュードの哲学とは?
認知症の症状として攻撃的な言動が現れることも多いですが、ユマニチュードのケアによって、その人らしさを取り戻せるケースは少なくないそうです。そうなれば、拘束などの強制的ケアをなくしたり、薬剤の使用量を減らしたりすることもできるでしょう。また、看護師自身の負担を減らすことにもつながります。

上記4つの柱の根底にあるユマニチュードの哲学は「認知症を抱えていても、あなたは人間で、そこに存在している」と絶えず伝え続けることであり、その表現として150あまりの技法があるわけです。

「看護師のましてや転職したばかりの忙しい現場で、ユマニチュードをやっている時間があるの?」という疑問もわいてきますが、むしろ対象者がその人らしさを取り戻すことで余計なケアが減り、必要なケアも短時間でできるようになります。

認知症看護では、対象者の反応が乏しくて時に徒労感を覚えることもあるそうですが、コミュニケーションのなかで回復を促すユマニチュードは、転職したばかりで繁忙な看護師にとっても大きな喜びであり、やりがいになるのではないでしょうか?