連ドラのテーマにもなった病児保育ってどんなもの?看護師の転職としても注目です!
放送中の連ドラのテーマになっていることでも注目を集める「病児保育」のこと、皆さんは看護師としてどれくらい病児保育をご存知でしょうか?「病気の子どもを預けるところ」ということは分かっても、それ以上は知らない方も多いでしょう。
病児保育とは、「病中または病気の回復期にあるため集団保育に預けられない子どもを預かる保育・看護サービス」です。普段は幼稚園・保育園や小学校に通う子どもたちも、病気になってしまえば登園・登校できません。そんなときは家族で看病してあげたいと考える人は多いでしょうが、両親とも働いていてどうしても仕事を休めなかったり、頼れる親族が近くにいなかったりということも今や珍しくありません。そこで助けとなるのが病児保育なのです。やりがいのある転職が見えるような気がしませんか?
病児保育に関連した施設を転職先として考える場合、具体的なサービス内容や利用条件は施設によって異なりますが、主に次のような3つのタイプがあります。
●医療施設に併設された病児保育への転職
病院やクリニックに併設されているため、医師がそばにいて、急変があればすぐに診察してもらえることが大きなメリットだといえます。病児保育では「ほかの子どもの病気がうつってしまうのでは?」と心配する声もありますが、保育室を仕切って個室にしたり隔離室を用意したりと、感染管理にも配慮された環境になっていることが多いでしょう。
●保育所に併設された病児保育への転職
子どもが普段通っている保育所に併設されているもので、いつもの場所、いつもの保育士さんという環境で病児保育が受けられます。そのため、病児の精神的な負担を抑えられることは一つのメリットでしょう。また、普段の保育中に発熱などがあっても、親が迎えに行くことなくスムーズに病児保育に移行できるメリットもあります。
●利用者の家まで訪問する病児保育への転職
病児保育士が利用者の家まで来てくれる訪問型のサービスです。自前の施設を構える病児保育所は定員が数名程度のところが多く、利用枠が少なくてなかなか子どもを預けられない状況があります。でも、訪問型ではスタッフ数が確保できればサービスが提供できるため、比較的利用しやすいと考えられます。
また、看護師にとっては病児保育施設はやりがいのある職場候補としても考えられるでしょう。施設のタイプや規模によって人数は異なりますが、病児保育施設には保育士と看護師の両方を設置する法的義務があります。
体調が悪いなかで保護者と離れて心細さを感じている子どもにとって、心も体もケアしてくれる病児保育はとても大切な存在。病院の小児科とはまた違った、グッと家庭的な雰囲気での病児保育が求められるのです。利用者としても職場としても注目の病児保育。働くパパやママの救世主として、今後もサービスの充実を期待したいですね。是非、病児保育への転職も選択肢として頭に置いておいてください。