結婚できないことを苦に転職する看護師の悩み
一般に女性の適齢期は28までと言われており、少し昔ならこの年齢を過ぎての出産は丸高出産と呼ばれ特殊扱いされてきました。しかし、当たり前の話ですが子供を産む必要条件は結婚です。逆算すれば26までには結婚しなくてはならないという計算になります。しかし現実は、この年齢で結婚している看護師は2割もいません。それどころが過半数が30を超えても結婚できないのが実態です。なぜ看護師は結婚できないのでしょう。その実情を解説します。
結婚相談所に入会する女性で一番多い職業は看護師
ここ10年間、結婚相談所に入会する女性で最も多い職業は看護師が第一位をキープし続けています。つまり、結婚できないのはあなたのせいではないのです。看護師という職業が結婚から遠ざけている証拠です。一方、これは良く言われていることですが、男性に一番人気がある女性の職業も看護師です。なぜこのような背反する現象が起きているのでしょうか?その原因は大きく分けて2つあります。まずひとつめは時間が合わないことです。これは恐らく自覚を持っている人が多いでしょう。夜勤や休日出勤のローテーションなど、通常の職業とは休みが合わないことで、相手にストレスを与えてしまいます。せっかく計画しても、日が近くならないと本当に行けるのかどうかわからず、つい煮え切らない態度を取ってしまいます。これは相手から見ると、気が無いのではないか、と思われてしまうのです。結婚では何よりも伴侶を一番大切に思えることが最低条件です。それができない職業が看護師なのです。宿命とは言え、相手に背負わせるものではないので、できる限り確定した休みを早めにとるように職場に根回しするなど、結婚を前提に付き合うのなら、それなりの努力が必要です。両立させるためには労苦を惜しんではいけません。もう一つの理由は、求められているものと実態がかけ離れ過ぎているということです。一般に看護師は聖母に近い無限の優しさと温かみを備えているイメージを持たれがちです。当然、相手も結婚する上であなたに求めています。しかし現実は手際よく何でも片づけてしまい、合理的でないことはきっぱりと否定する姿勢が職業柄身についてしまっています。ここにギャップが生まれます。結婚するつもりで付き合ってみたら、すべてを包み込んでくれるやさしさどころか、すべてバッサリと切り捨てられてしまうというあっさり感に期待を裏切られたと感じてしまうのです。しかし、この部分で無理をしてしまうと結局無理な付き合い方をせざるを得ないため、結婚にはたどり着けません。まず最初に誤解を解くようにしましょう。相手の期待値を現実に引き戻すことによって、結婚へのハードルがぐっと引き下がります。実態と異なることを期待されている。この意識が一番大切です。