転職会議の口コミ記事は大半の人に有用性は無い
まず、最初に断っておきますが、転職会議は有名なだけでなく非常に良質なサイトで、質高い記事が数多く掲載されています。この点において、転職会議はとても有用なサイトであることは疑いの余地もありません。しかし、問題なのは口コミ記事が大量にフィーチャーされており、こちらの方を閲覧している人が少なくないという点です。ここでは転職会議の口コミ記事で勘違いしてほしくない面について解説します。
転職会議に書き込みする人はその企業の平均的社員像ではない
口コミ記事を見ると、どうしてもそこに掲載されている内容が企業の全体像であるように思えてしまいがちですが、さすがにこれは誤った捉え方です。転職会議に書き込む人は、良くも悪くも、その企業から他の会社に転職した、もしくは他の企業から転職してきた人たちです。転職経験が無いもちくは転職に興味が無い社員は、転職会議というサイトの存在すら知らないはずです。つまり、この時点で、転職会議に書き込んでいる人は、特異的なカラーを持ったごく一部の社員であると言えます。もっとわかりやすい表現をすれば、偏った人たちによる意見であり、圧倒的母集団を形成する標準的な社員ではないということです。
企業で満足して仕事をしている人はネットに書き込むリスクを冒さない
これも当たり前の話ですが、現在、どこの企業も企業倫理と企業統治に重点をおいており、社内事情のネットへの書きこみを禁止しています。このような環境で、自分が特定されて処罰を受けるようなリスクを冒してまで、普通の社員が転職会議に買いこんだりするでしょうか?そんなリスクを冒す時間があったら、家族や友人と楽しんだり、仕事を先に進めるでしょう。よく企業の不祥事が発生するとテレビで社員がインタビューを受けていますが、まともに答える社員がいないのと同じことです。普通の人は何お得にもならないリスクを冒してまで、内情を暴露したりしません。
転職会議に書き込みひとの人間像
転職会議に口コミを寄せる人の人間像は大きく2つに大別されます。一番多いのは、その企業からドロップアウトした人たちです。こういった人たちは転職会議に限らず、2ちゃんねるなど様々な掲示板に企業の悪い点を書いて回ります。辞めてしまった会社ですから、特定されたところでなんの損もないので、書きたい放題です。もう一つのタイプは、転職会社を通じてその企業に転職したひとたちです。これらの人は自分の体験談としてのレポートとなっているため、決して悪い面ばかりでなく、むしろ良い面を数多く挙げる傾向があります。特定されるリスクはあっても、他の転職者に役立つための使命感のようなものですから、公平な視線で見た内容になってはいるものの、大部分の社員が生え抜きであることを考えると、会社全体の中で、やはりごく少数派の意見に過ぎないと言えます。このように、転職会議自体はとても優良なサイトであるものの、口コミ記事は偏った意見であることを意識すべきでしょう。
<参考>日本看護協会
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