転職でノルマの有無を聞かずに入職してしまう危険性
通常の病院であればノルマなど無縁ですが、美容外科の場合、ノルマがあるのは当たり前です。看護師と言えども販売員の一員であり、転職すればノルマが課され、こなせない場合には大きなペナルティーを負わされます。しかし、ノルマの無い職場からの転職では、このノルマは重いだけでなく、うっかりすると通常ならこなせるものがこなせなくなってしまう落とし穴に気がつかず、転職後に積み上げた実績を無にしてしまうこともあるので注意が必要です。ここでは、ノルマがある職場へ転職する上で取るべき選択について解説します。
転職してから後悔するノルマの重さ
ノルマとは一か月でこなさなければならない仕事量のことですが、成約件数など、やれば必ずできるとは限らないものが多くあります。転職する前は、簡単に計算して日にいくつ成約すれば消化できると鷹をくくっている人が多いようですが、そう簡単ではなく、失敗して辞めていってしまうケースも少なくありません。多くの企業では、ノルマ達成の継続を査定に用いている場合があり、ここで転職者が失敗するのが夏休みなどの長期休暇です。例えば、日に1件取れば達成できるものも、一週間休みを取っただけで、1.3倍を獲得しなければ、その月は未達となり、継続が途切れてしまうため、査定に大きく響きます。特に夏休み期間中は、自分は休まなくても世の中は休みのため、お客さんが少なく、それだけでもノルマの達成が困難になるため、夏休みなど取ることができません。この重さに気がつくのは転職して一年目になりますが、せっかく築き始めた実績が崩れ去ることで、モチベーションがガックリと下がってしまいます。さらにノルマのタチが悪いところは、持越しができないと言う点です。ある期間に頑張って2倍獲得しても、次の期間はまたゼロスタートとなるため、頑張れるときに前もってこなしておいて、きっちり休みを確保するというわけにいきません。
転職するなら、まずノルマ無しを選択すべき
これも美容外科の話になりますが、転職するときにノルマの有無を選択できるようになっています。もちろん通常勤務を選択すれば、収入は少なく設定されていますが、まず最初の一年目は通常勤務を選び、その中で、どう進めれば無理なくこなしていけるのかプランを立てるべきです。明確なプランさえ立ってしまえば、後はそのシミュレーション通りに仕事をしていけば良いので、破たんすることも無く、収入も大きくできるので、モチベーションがキープできるようになります。転職後の一年目は年収が少なくても、ノルマの無い選択をし、年間の計画を立てるようにしましょう。計画通り進めることはモチベーションにつながりより良い方向へと導いてくれますが、最初から失敗したのでは失望でやる気が失せてしまいます。転職するときは、まずノルマの無い選択肢と選んで、余裕のあるプランを作りましょう。
<参考>日本看護協会
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