ブランクのある看護師は、復帰に気持ちが焦るものの、頭の中のモヤモヤした不安が晴れずになかなか前に踏み出せないものです。
ここでは、
- 復職をためらう理由は?
- 復職に対するブランクの具体的な不安って?
- ブランク看護師の復職率は高い?
- ブランクから再就職に必要な情報を、効率よく得るには?
- ブランクから復帰に適した転職サイトを活用しよう
- どの転職サイトを選ぶか?
- 復職先の職場は、ライフスタイル・プランに沿って選ぼう
の順に、あなたの悩みと不安を解消し、ブランクを持つ看護師のハンディを回避して成功に導く方法を解説いたします。
是非、ご自分の状況を照らし合わせ、整理しながら読み進めてください。
きっとブランクに対する漠然とした心配が消えてしまうはずです。
復職をためらう理由は?
看護師不足が叫ばれる中、ブランクを持つ看護師が復職をためらう理由とは、一体どこにあるのでしょうか?
厚生労働省しらべでは、看護師への復職を希望する離職者は約4割、看護師以外の再就職希望者は約2割となっています。
看護師以外の再就職の希望理由として、最も多かったのは「看護師の仕事から離れていたことによる不安」。次いで「勤務時間・賃金などが希望に合う仕事がありそうにない」です。
ブランクを持つ看護師の多くは、看護師への再就職を希望しているにも関わらず、ブランクがあることで不安を抱えており、免許と経験を活かせる看護師へ再就業の道をためらっているようです。
復職に対するブランクの具体的な不安って?
「最新の 看護知識・技術に対応できるか」(33.4%)、
「家事・子育てと両立できるか」(32.6%)、
看護師の仕事は肉体的にも精神的にも負担が重く、そのプレッシャーから、ブランクを抱えた自分の知識や技術に自信も持てず、不安を抱えている方が多いようです。また、家事と子育ての両立の難しさも、ブランクからの復職をためらう原因の一つになっています。
しかし実際には、ブランクのある看護師が抱える不安のほとんどは解決可能であり、再就職への道は広く開かれているんです。
ブランク看護師の復職率は高い?
看護師の平均勤続年数は約6年、その離職率は高いと言われています。
しかし統計では、ブランクからの復職率もまた高いことがわかっており、実に約8割の看護師が、退職後、看護師に再就職しています。
また勤務条件の厳しさから、子どもがいるとなかなか勤務を続けていけない、と考える人が多いようですが、実際には、子どもがいる看護師の割合は全体の約6割と、子どもがいない人よりも多いことがわかっています。
一方、看護師への復職を希望している離職者のうち、実際求職活動をしているのは全体の約2割となっており、再就職への道が広く開かれている中で、これは非常に勿体ないことと言えるのではないでしょうか?
また求職活動をしているが、再就職に至らない理由として、最も多いのが「勤務 時間・休日が希望と合わない」こと。
「ブランクなんか気にしないで力になって欲しい!」社会的需要はあるのに、再就職ができない・・なぜ、このような状況が生まれているのでしょうか。簡単に言ってしまえば、「自分を必要としてくれている職場に巡り合うことができないこと」が原因と言えます。実はこの問題、簡単に解決することができるんです。
再就職に必要な情報を、効率よく得るには?
「あなたの希望勤務条件にぴったりの職場」、「ブランクからあなたの復職を求めている職場」、は必ずあります。しかしそれをあなた一人の力で見つけるのは、難しいことです。でも、これらをあなたの代わりに探してくれ、紹介してくれる機関があれば、求職活動は非常にスムーズに運ぶのではないでしょうか。それを引き受けてくれるのが、看護師専門の転職サイトです。
ブランクがあるなら、是非、転職サイトを活用しよう
効率よく、有利な再就職先を目指すには、とにかく有益な情報を多く集めることが重要です。ブランクと言うハンディがあるなら、なおさら情報量の差が、再就職の結果を大きく左右することは、間違いありません。また、実際に行動を起こすことが一番重要です。ネット上で調べているだけでは、限界がありますし、得られる情報も似たり寄ったりになりがちです。
しかし、一体なにから行動すればいいのか?やみくもに行動しても、良い結果が得られるとも限りません。
効率よく求職活動するには、看護師専門の求人サイトを利用するのが、最も賢い選択と言えます。と言うのも、最近の看護師専門の転職サイト・求人サイトでは、非常にしっかりとしたサポート体制が整っているからです。
希望条件の丁寧なヒアリングからはじまり、職務履歴書の書き方から、自己PR方法、キャリアメイクまで、細かく相談に乗ってくれますし、例えば、「この病院は、子育てにどれほど理解があるか?」「ブランクを持つ看護師に対してどのような研修、支援プログラムがあるか?」「保育などの施設は?」など、自分で調べるのは難しい情報も提供してくれるでしょう。
対応してくれるのは、多くの先輩ブランク看護師の転職・復職をサポートしてきたコンサルタントですから、こちらの様々な質問や悩みも理解し、親身に答えてくれるでしょう。
もちろん、ご存知のようにすべて無料で利用できますし、再就職が決まれば、お祝い金を出してくれるところもあります。
どの転職サイトを選ぶか?
結論から言うと、ブランクから脱出する上で、どのサイトが自分に合っているか?は、その人の希望やキャリア、求職スタイルによるでしょう。サイトによって、持っている求人情報も違います。まず3社ほど登録し、その中から自分に合った転職サイトをメインに使っていくと良いでしょう。と言っても、数ある転職サイトの中から、3つ選ぶだけでも大変・・という方に、ブランクを持つ看護師におすすめの転職サイトをランキングでご紹介します。
1位:MC-ナースネット
MC-ナースネットは、慈恵医大卒の医師が創業した株式会社メディカル・コンシェルジュが運営するサイト。口コミ実績no1、友人紹介実績no1、利用者満足度95%の、安心して利用できるサービスです。
丁寧なヒアリング、面接時の専任担当者の同行など、手厚いフォローもブランクに不安を持つ看護師には魅力的。また多種多様な幅広い求人情報を取り揃えていることも強みです。ご自身のライフスタイルに合った勤務先を見つけたい方におすすめです。
2位:マイナビ看護師
人材サービス業でおなじみのマイナビが運営する看護師転職サイト。大手企業ならではの安心感があります。おすすめ人気求人ランキングや、キャリアアドバイザーが、看護師の現場を取材し紹介する「看護師の職場カルテ」など、独自のコンテンツも必見。キャリアアドバイザーが写真付きで掲載されているのも、ブランクと言うハンディを持つ看護師にとっては安心ポイントと言えます。利用者満足度も高く、プロフェッショナルなキャリアコンサルタントによる、質の高いサービスを受けたい方におすすめです。
3位:看護のお仕事
看護のお仕事は、若手カリスマ社長が2005年に設立した注目のレバレジーズが運営する、看護師転職支援サービスです。女性向けデザインですっきりとまとめられたサイトは見やすく、利用しやすいと評判。「検討中リスト」、「最近見た求人」をまとめて閲覧できるのも便利です。看護のお仕事でもキャリアアドバイザーを写真付きで紹介しており、各アドバイザーの「アドバイザーとしてのモットー」、「思い出に残るエピソード」などが掲載されており、ブランクを持つ看護師の復職実話も掲載されています。
ブランクからの復職先は、ライフスタイル・プランに沿って選ぼう
非常に便利な転職サイトですが、それを最大限に活用するには、自分自身のライフプランをしっかり定めることが大切。どんな職場を希望するか?その基準は、自身のライフプランによって、大きく変わってきます。
例えば収入を重視するのであれば、高収入の勤務先に絞って復職活動をしていくことになるでしょう。一口に看護師と言っても、勤務先がER、大学病院、総合病院、個人病院では、年収が大きく変わってきます。また勤務地域によっても、年収は変わります。東京では平均669.2万円に対し、青森や宮崎は平均382.4万円等、地域年収の差は最大2倍近くに及びます。復職先次第では、給料アップも可能と言えるでしょう。
また勤務時間や、夜勤・休日出勤の回数等などを重視するのであれば、希望に沿った雇用条件の病院を探すことになります。
これらの希望、優先順位を事前にしっかり決めておくことで、スムーズな復職活動を展開できます。
まとめ
ブランクがあることは、それぞれが自分のライフスタイル、ライフプランに基づいた選択の結果であり、負い目に感じることでもありませんし、悪いことではありません。現在看護師の需要は高く、雇用状況は増加傾向にあります。今後、高齢化社会が進めば、ますます看護師の需要は増していくことが考えられます。社会があなたがブランクから復帰することを願っているのです。これでブランクに対する不安も晴れたかと思います。自信をもって、再就職への道を開いていきましょう。まず一歩、前へ踏み出さなくては何も始まりません。
<参考>日本看護協会
尾身さんを応援しています。
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